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Looopが落札、都とアイチューザーの再エネ電気への切替事業

2020/02/25 18:01
工藤宗介=技術ライター
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グループ購入の仕組みで、再エネ電気を割安に契約
(出所:アイチューザー)
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 アイチューザー(東京都品川区)は2月20日、東京都と連携して実施する再エネ普及促進事業「みんなで いっしょに 自然の電気(みい電)」において、小売電気事業者オークションの落札結果を発表した。

 同事業は、首都圏住民を対象に再エネ電力への切り替え希望者と、再エネを中心とした電力を提供する小売電気事業者を募集する。多くの参加者を集めて購買力を高め、入札で最安値を提示した小売電気事業者を選定するという仕組み。

 小売電気事業者を決めるオークションの結果、Looop(東京都台東区)が、東京電力「従量電灯B」相当プランで約7%安、「従量電灯C」相当プランで約14%安の条件で落札した。4人世帯の一般的なケースでは、家計の電気代を年間約1万円節約できるという。

 また、再エネ電力への切り替え希望者は、1月21日までに4334世帯の登録があった。登録者は、切り替え後の電気料金見積もり内容を検討し、3月10日までに最終的に契約を切り替えるか判断する。Looopは、切り替えた世帯に1年間の総電力供給量の30%以上を再エネ電気で供給する。

 東京都は、2050年までに二酸化炭素排出量を実質ゼロにする計画で、都内の再エネ電力利用の割合を2020年に約15%、2030年に約30%に高めることを目標としている。同事業はその一環で、アイチューザーを実施事業者に選定した。2021年3月末までに最低3回の事業を行い、東京都の募集要項に基づき最低でも合計1000世帯での切り替えを目指す。

 アイチューザーは、オランダで2008年に設立され、再エネ電力や太陽光発電設備の共同購入事業を運営する。日本法人は2017年11月に設立。2019年5月に神奈川県の住宅向け太陽光パネル共同購入事業で入札を実施し、一般的な市場価格より最大26%以上割安の価格を提示した業者が落札した。

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