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英豪資源大手リオティント、蓄電池併設型メガソーラー建設

2020/02/26 17:01
大場 淳一=日経BP総研 クリーンテックラボ
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 大手鉱業会社の英豪リオティントは2月16日、オーストラリアの西オーストラリア州ピルバラ地域にあるクーダイデリ(Koodaideri)の鉄鉱石採鉱場で、9800万ドルを投資し蓄電池併設型のメガソーラー(大規模太陽光発電所)を新規に建設すると発表した()。

図●英豪リオティントが同社初となるメガソーラーを建設する、オーストラリア・西オーストラリア州ピルバラ地域のクーダイデリ鉄鉱石採鉱場
(出所:Rio Tinto)
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 同メガソーラーの出力は34MWで、同採鉱場の平均電力需要の約65%を、太陽光発電のピーク時には全電力を供給することが可能と見込む。

 リオティントが初めて所有する太陽光発電所となり、105ヘクタールの用地に約10万枚の太陽光パネルを設置する計画。政府の認可を取得した後、2020年後半に建設を開始し、2021年中の完成を目指している。

 同採鉱場から約180km西方にあるトムプライス(Tom Price)に設置する蓄電池システムは、リチウムイオン電池を採用し、容量は12MWhとなる。瞬動予備力を提供することで、安定した信頼性の高い電力網にするという。

 同メガソーラーおよび蓄電池システムによって、従来のガス火力発電と比較して二酸化炭素排出量を年間当たり約9万t抑制できると見込む。この排出抑制の効果は、自動車の排ガス換算で約2万8000台分に相当するとしている。

 リオティントで鉄鉱石を担当するクリス・ソールズベリー最高責任者は、「ピルバラに建設する初めてのメガソーラーは、当社の事業にとって大きな節目となり、同地域の温室効果ガス排出量を抑制するための重要な一歩だ。2008年以降、排出量を確定値で43%抑制してきた。今後も排出量を抑制するためにピルバラ地域、さらに全世界の事業所で再生可能エネルギーを増加させる手段を他の選択肢とともに調査している」と述べている(関連記事)。

 同社は、2019年11月にクーダイデリ鉄鉱石採鉱場の認可を取得した。総事業費は26億ドルで、年間の見込み産出量は4300万t。2020年の初めから同採鉱場の建設を開始しており、2021年末までの操業を目指しているという。

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