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VPP Japanが100億円調達、100MWの分散型太陽光を導入へ

2020/03/05 18:26
工藤宗介=技術ライター
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オフグリッド電力供給サービスの概要
(出所:VPP Japan)
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 VPP Japan(東京都品川区)は、国内の流通サービス500施設に合計出力100MWの分散型太陽光発電システムを導入する。3月4日、総額100億円のシンジケートローン、および第三者割当増資による資金調達を実施したと発表した。2021年までに100MW導入を目指す。

 VPP Japanは、アイ・グリッド・ソリューションズ(東京都千代田区)が中心となって、VPP(仮想発電所)サービスに特化した事業会社として2017年に設立された。アイ・グリッド・ソリューションズは、流通サービス施設におけるデマンドレスポンス(需要応答)に関する事業などデマンドサイド(需要家側)のエネルギー関連事業を手掛けている。

 流通サービスシステムへの分散型再生可能エネルギーシステムの普及を目的に、2017年8月から「オフグリッド電力供給サービス」を開始した。これまでに全国約50施設に約10MWの自家消費型太陽光発電システムを建設・運営する。

 今回、100MWの自家消費型太陽光の導入に必要な事業資金として、みずほ銀行をエージェントとした金融機関計7社(みずほ銀行、千葉興業銀行、北日本銀行、きらぼし銀行、商工組合中央金庫、東和銀行、京葉銀行)のシンジケートローンにより、総額100億円を調達した。第三者保有型の再エネ事業では国内最大規模になるという。

 合わせて、アイ・グリッド・ソリューションズおよび資本業務提携先である伊藤忠商事を引受先とした第三者割当増資を実施した。出資額および出資比率は非公表。VPP Japanは、両社とのアライアンスを強化して100MW太陽光導入を効果的に推進していく計画。また、次世代エネルギープラットフォーム構築に向けて、伊藤忠商事の再エネおよび蓄電池事業とも連携する。

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