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太陽光発電を活用した「木製クールスポット」、都内に設置

2020/03/10 18:37
工藤宗介=技術ライター
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COOL TREE LITE
(出所:日建設計)
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COOL TREE LITEの概要
(出所:日建設計)
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 日建設計(東京都千代田区)は3月2日、太陽光発電と国内の間伐材を活用したコンパクトサイズの木製クールスポット「COOL TREE LITE」を、東京都千代田区飯田橋の再開発街区「i-Garden Air(アイガーデンエア)」に試験的に設置したと発表した。設置期間は9月まで、涼感装置の運転は5月以降の予定。

 太陽光発電でミスト装置やペルチェ素子のクールベンチなどの涼感装置を動作させる。同装置は、日建設計、銘建工業(岡山県真庭市)、光栄(大阪市)、村田製作所の4社が開発した。

 すでに2018年に直径7.7mの正六角形をした「COOL TREE」を開発し、柏の葉スマートシティ(千葉県柏市)や名古屋港ワイルドフラワーガーデンブルーボネット(名古屋市)に設置した実績もある。

 今回設置した「COOL TREE LITE」は、ヒートアイランド現象が進行する都会の街並みにより適合するサイズとして屋根の一辺を4mの正方形としたコンパクトタイプの新モデルで、2019年に開発した。一般的に流通する75mm角のヒノキ間伐材を使用し、土台には厚さ90mmの木材の直交集成板(CLT)を積み重ねた。各部材はボルト接合で繰り返しの組み立てと解体が可能という。

 日本住宅サービス製の太陽光パネル(650W)と村田製作所製の蓄電池(2.3kWh)を搭載する。日陰やミスト装置、クールベンチにより真夏の体感温度を5度程度低減できるとしている。また、涼感装置の運転開始までは太陽光発電を夜間のライトアップやスマートフォンの充電などに使用できる。

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