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太陽光パネルの適正処理サービス、オリックス環境が全国展開

2020/03/12 08:48
工藤宗介=技術ライター
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太陽電池パネル排出見込量(寿命25 年の場合)
(出所:環境省)
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 オリックス環境(東京都港区)は3月10日、太陽光発電所から排出される使用済み太陽光パネルの処理サービスを全国展開すると発表した。

 オリックスがリース物件の適正処理で培ったノウハウとネットワークをもとに、全国の廃棄物の収集運搬、中間処理、最終処理会社と協力し、太陽光パネルの破砕および埋め立てによる適正処理体制を構築した。

 使用済み太陽光パネルのほか、自然災害によって突発的に故障や破損が生じた太陽光パネルでも適正処理が可能という。オリックスグループが所有する合計出力約1GWの太陽光発電所(建設中含む)のほか、他社が運営する太陽光発電所の廃棄パネルも取り扱う。

 同社は今後、業界団体であるガラス再資源化協議会および会員企業などと協業し、太陽光パネルのリサイクルについても研究開発を進めていく。太陽光パネルの効率的なリサイクル技術は現状確立されておらず、破砕および埋め立て処理が主流となっている。

 太陽光発電は、2012年の固定価格買取制度(FIT)の導入以降、急速に普及が進んでいる。2030年代には太陽光パネルの大量廃棄時代を迎え、適正処理の需給がひっ迫すると懸念されている。

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