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大ガス、米で初の再エネ事業、分散太陽光事業者に出資

2020/03/13 18:23
工藤宗介=技術ライター
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SAEがこれまでに開発・建設した太陽光発電所
(出所:大阪ガス)
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 大阪ガスの米子会社Osaka Gas USA(OGUSA)は3月12日、米国の分散型太陽光発電開発事業者であるSolAmerica Energy(SAE)に出資すると発表した。Daigasグループとして米国の再生可能エネルギー事業に参画するのは初めてという。

 SAEは、米国東部を中心に10万kW超の太陽光発電を開発・建設した実績を持つ。事業エリアの拡大、太陽光と蓄電池の組み合わせなどの事業の多様化などにより成長を加速させているという。今回のSAEへの出資額は非公表。大阪ガスでは「二桁億円の前半」、出資比率は「過半に近い」と説明する。

 今回の出資を通じて、米国における分散型太陽光発電の開発・建設事業を拡大するとともに、分散型太陽光とセットで普及が進む蓄電池の事業や、より広範な消費者の太陽光利用を可能にするコミュニティソーラー事業などにも参画する。

 OGUSAは、米国エネルギー事業において、フリーポートLNG液化事業、シェールガス開発事業、発電事業を3本の柱と位置付けて収益を拡大させる。発電事業では、天然ガス火力発電事業に加えて再エネ事業への参画により、収益基盤を一層、強化する。

 Daigasグループは、100万kW規模の再エネ電源の開発・取得・運営を目標に掲げている。海外の再エネ発電所については、オーストラリアに13.2万kWの風力発電所(持ち分容量5.3万kW)、カナダに10.1万kWの太陽光発電所(同5.1万kW)に出資している。

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