ニュース

MHIヴェスタス、国内で初受注、秋田県沖の洋上風力139MW

2020/03/24 10:19
工藤宗介=技術ライター
印刷用ページ
洋上プロジェクトの場所 (出所:丸紅)
クリックすると拡大した画像が開きます

 三菱重工業とデンマークVestas Wind Systemsによる合弁会社、MHIヴェスタス(MHI Vestas Offshore Wind)は3月19日、秋田県の洋上風力発電プロジェクト向けに単機出力4.2MWの風力発電設備「V117-4.2MW」33基を正式に受注したと発表した。

 ブレード(羽根)の回転によって描かれる「ローター直径」は、117mに達する。

 同プロジェクトは、丸紅など13社が出資する特別目的会社(SPC)の秋田洋上風力発電(AOW)が運営するもの。港湾内の設置になるため、一般海域向けの洋上新法(再エネ海域利用法)は適用されない。発電した電力は、固定価格買取制度(FIT)に基づき東北電力に売電する。買取単価は36円/kWhとなる。

 MHIヴェスタスは、着床式の洋上風車の供給と20年間の保守・メンテナンスを請け負う。

 秋田港内に建設される「秋田洋上風力発電所」に13基、能代港内の「能代洋上風力発電所」に20基を納入する計画。総発電出力は約139MWが見込まれており、2022年に据え付けを開始する予定(関連記事:秋田港と能代港に合計140MW、国内初の大型洋上風力が始動)。

 MHIヴェスタスにとって、日本国内では初の正式受注となる。これまで国内の風力発電プロジェクトでは、2019年11月に響灘ウィンドファーム(総出力220MW、北九州市)から機種選定を受けている。

 同社は、洋上風力発電設備に特化して開発・製造しており、納入済みおよび納入予定の発電設備は11GWを超える。アジア太平洋地域では、台湾沖合の洋上風力発電プロジェクトで出力9.5MWの風車62基を受注した。

  • 記事ランキング