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小田原市で「EVシェア」、アプリから再エネ比率も確認

2020/03/24 10:43
工藤宗介=技術ライター
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eemoカーシェアリングの利用開始セレモニーの様子
(出所:REXEV)
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スマートフォンアプリから再エネ比率や発電所を確認できる
(出所:REXEV)
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 神奈川県小田原市とREXEV(東京都豊島区)、湘南電力の3者は3月16日、エネルギーマネジメントと連動したEV(電気自動車)のカーシェアリング「eemo(イーモ)カーシェアリング」のテスト運用を開始した。

 2019年9月に環境省「脱炭素イノベーションによる地域循環共生圏構築事業のうち脱炭素型地域交通モデル構築事業」に採択され、システム開発やEVステーション(充電所)の設置などを進めてきた。同日、小田原市役所において加藤憲一小田原市長が「eemoカーシェアリング」を実際に利用するセレモニーを開催した。

 小田原市役所など6カ所にEVステーションを設置し、合計14台の日産自動車製EV「リーフ」を運用する。蓄電池容量40kWhの新型リーフ「モデルX」になる。

 REXEVが開発したスマートフォンアプリを操作してEVのロックを解除する仕組み。なお、テスト運用の期間中は一般利用できない。

 EVに充電する電気はできる限り小田原および周辺地域で発電された再生可能エネルギーを利用するという理念のもと、アプリ上から充電電気の再エネ比率や、可能な限り発電元の再エネ発電所を確認できるようにする。地元再エネ発電会社である、ほうとくエネルギーや湘南電力と連携して再エネ利用を推進していく。

 また、待機中のEV搭載蓄電池は、エネルギーの効率的な利用を促進するエネルギーマネジメントに利用される。今後、小田原市と協力して災害時の非常用電源としての利用についても具体的に検討を進め、地域の災害対応力強化にも貢献していく。

 テスト運用期間は5月31日までの予定で、6月からはEVを50台まで増車して一般公開する予定。小田原市や隣接の箱根町は全国有数の観光地であり、今後は旅館やホテルにもEVステーションを設置して宿泊者の足として利用できる「EVエコツーリズム」を目指す。

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