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JR野辺山駅が「エコステ」運用、パナ製太陽光パネルを設置

2020/03/24 21:24
工藤宗介=技術ライター
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野辺山駅
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ホーム屋根の太陽光発電設備
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コンコース内部
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エコ表示モニター
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天井の描かれた星座
(出所:JR東日本・長野支社)
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 JR東日本の長野支社は、小海線・野辺山駅をJR東日本管内で11番目となる「エコステ」モデル駅として整備し、1月30日から運用を始めた。

 太陽光発電による創エネ、駅舎の断熱化による省エネにより、2021年度の使用電力量を約6.3MWh(2016年度実績の約36%)、CO2排出量を約3t(同約47%)削減できる見込み。

 野辺山駅は、標高が1300m超とJRグループを含む国内の普通鉄道の駅で最も高い地点に位置し、気象条件としては年間気温の寒暖差(年較差)が大きいのが特徴。これに対し、JR東日本では初めてとなる「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー住宅)」の考え方を導入した。

 ホーム屋根に太陽光発電設備を設置し、発電した電気をコンコースや待合室、駅務室で使用する。太陽光パネルはパナソニック製で出力は3.9kW。年間3846kWhの電力使用量の削減効果があり、同1847kgのCO2削減効果が見込まれる。

 駅舎にある待合室の壁には、セラミック断熱塗装を塗布し断熱効果を高めた。さらにアルミ製に比べて断熱性能が高い木製サッシを採用し、壁に蓄熱シートを施すことで、室内の温度変化を緩やかにした。

 ホーム待合室には、屋根材裏面に空気の取り入れ口を設けて熱交換する集熱換気装置を導入した。駅内の照明はすべてLED照明にした。

 このほかにも、太陽光発電量などを表示するエコ表示モニター、手のひらを当てると温度差でLEDライトが光る温度差発電体感ウォールを設置した。

 天井にはスマートフォンなどのフラッシュ機能を用いて撮影すると星座が映る仕掛けを施した。木材は県産材を使用した。

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