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イオン2店舗が「再エネ100%」、関電の再エネプラン導入

2020/03/25 21:33
工藤宗介=技術ライター
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イオンスタイル海老江
(出所:イオン)
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イオン藤井寺ショッピングセンター
(出所:イオン)
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イオン藤井寺ショッピングセンター屋上の太陽光発電設備
(出所:イオン)
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 イオンおよび同社グループのイオンリテール(千葉市)、イオンモールの3社は3月24日、イオングループが運営するショッピングセンター2店舗で「再生可能エネルギー100%電力」による運営を開始すると発表した。イオングループ店舗における「再エネ100%電力」の運営は初めてとなる。

 3月28日に開店する「イオンスタイル海老江」(大阪市、運営:イオンリテール)と、2019年9月14日に開店した「イオン藤井寺ショッピングセンター」(大阪府藤井寺市、運営:イオンモール)の2店舗。いずれも関西電力が提供する再エネ電力プラン「再エネECOプラン」を導入する。

 同プランは、顧客に提供する電気に、再エネ由来の非化石証書の持つ環境価値を付加した電気料金メニュー。地球温暖化対策の推進に関する法律(温対法)の「温室効果ガス排出量算定・報告・公表制度」において、CO2排出係数ゼロと見なされる。

 また、イオン藤井寺ショッピングセンターは、屋上に第3者所有によるPPA(電力購入契約)スキームの太陽光発電設備を設置した。出力は100.1kWで一般家庭30世帯分に相当する電力を供給する。PPAスキームは中部電力とLooop(東京都台東区)が提供する。

 このほかにも、イオンリテール、関西電力、オプテージ、神戸大学、日建設計総合研究所の産学5者は、イオンスタイル海老江においてスーパーマーケットでは世界初となる「人流などのデータとAIを活用した空調エネルギー削減システム」の実証実験を行う。

 施設内に温度計などのセンサーを設置。人流・導線・温湿度・CO2濃度などのセンシングデータを収集・蓄積し、AIを活用した空調制御や先端的なサービス提供を目指す。省エネ効果のほか安全安心な店舗、待ち行列の解消、高度なマーケティング手法に取り組む。

 イオンは、2018年3月に「イオン脱炭素ビジョン2050」を策定するとともに「RE100」に参画すると発表した。2050年までに店舗で排出するCO2をゼロにすることを目指している。

 そのほかの店舗では、中国エリアのイオンモール2店舗で中部電力とLooopの第三者所有による太陽光を導入し、6月から店舗の使用電力の一部を太陽光発電で賄う予定。導入店舗は「イオンモール松本」(長野県松本市)が出力223.2kW、「イオンモール津南」(三重県津市)が出力279.94kW。

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