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中部電力、再エネ・出力制御システムの構築に着手

2020/03/26 22:15
工藤宗介=技術ライター
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中部エリアにおける太陽光と風力発電の連系量実績
(出所:中部電力)
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2019年5月・大型連休中の需給バランス実績
(出所:中部電力)
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 中部電力は3月25日、再生可能エネルギー設備に対する出力制御(出力抑制)の準備に入ると公表した。

 同社によると、中部エリアにおける2019年12月末時点の再生可能エネルギー電力の連系量が太陽光発電872万kW、風力発電37万kWの合計908万kWに達したと発表した。太陽光・風力発電設備は、今後も連系量が持続的に増加する見込み。

 太陽光発電の接続申し込み実績は、2019年12月末時点で接続契約申し込みが283万kW、接続検討申し込みが105万kW。風力発電設備は接続契約申し込みが251万kW、接続検討申し込みが1032万kWとなり、特に大規模な洋上風力の接続検討申し込みが増加した。

 また、2019年5月の大型連休における太陽光の出力は668万kW、風力の出力は18万kWの合計686万kWとなり、エリア需要(1059万kW)に対して65%に達した。同年は水力発電が平年より55万kW減少したため揚水余力を284万kW確保できたが、出水・需要減少・揚水式発電機のトラブルなどを想定すると、この状況がより厳しくなるという。

 このような状況を踏まえて同社は、電力の供給が需要を上回る場合の対策として「優先給電ルール」に基づき、火力発電設備の出力抑制や揚水発電設備の運転、地域間連系線を活用した広域的な系統運用などにより需給バランスの維持に努めると説明している。

 再エネ設備の出力抑制については、現状でただちに必要な状況ではないとしているが、国の審議会において再エネ出力制御システムの構築を順次進めるとの方針が示されたことを踏まえ、関係団体および発電事業者などと協議を開始するという。2021年度末までに出力制御の自動制御システムを構築する。

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