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MHPS、メキシコの地熱向けにO&M支援サービス提供

2020/03/27 19:08
工藤宗介=技術ライター
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ドモ・デ・サン・ペドロ地熱発電所
(出所:MHPS)
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 三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は3月25日、地熱発電所を対象にO&M(運用・保守)支援サービス「MHPS-TOMONI」を導入する契約を締結したと発表した。

 メキシコのナヤリット州南部に位置するドモ・デ・サン・ペドロ地熱発電所(Domo de San Pedro Geothermal Power Station)向けで、2020年度中にサービスの提供を開始する。

 MHPS-TOMONIは、発電から産業用までの幅広いプラント向けに、リアルタイムで運転状態や性能を監視することで、O&Mの高度化・高効率化、設備の運用改善・性能向上を支援する。地熱発電所向けの導入は今回が初めてとなる。

 地熱発電所の設備は、地熱流体中に含まれる地熱ガスや不純物などにより性能が劣化する。劣化の状況はそれぞれの地点で異なるため、画一的な対応が困難だった。

 今回、火力発電所向けで培ったプラント運転状態や性能の監視などのICTアプリケーションに加え、蓄積した日々の運転データをもとにした性能診断パッケージを用意し、発電所の運転状態に即してサポートし、これらの状況を改善するという。

 同社の現地法人Mitsubishi Hitachi Power Systems de México(MHPS de Mexico)を通じて契約を締結した。サポートは、同社長崎工場で2019年1月に開設した遠隔監視センター(RMC)が行う。

 ドモ・デ・サン・ペドロ地熱発電所は、州都テピク近郊に位置する。メキシコ国内で初めて民間企業が運営する地熱発電所で、出力は2.7万kW。MHPSがEPC(設計・調達・施工)サービスをフルターンキー契約で受注し、2016年に竣工した。

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