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石巻市に75MWのバイオマス発電、北米産木質ペレットを輸入

2020/03/30 18:51
工藤宗介=技術ライター
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石巻ひばり野バイオマス発電所の完成予想図
(出所:レノバ)
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 レノバは、宮城県石巻市に出力74.95MWのバイオマス発電所を建設する。3月24日、事業主体である合同会社石巻ひばり野バイオマスエナジーに対する最終的な投資を決定したと発表した。合わせて、金融機関との間で融資関連契約を締結し、プロジェクトファイナンスを組成した。

 「石巻ひばり野バイオマス発電所」は、定格出力74.95MWで年間発電量は一般家庭約17万世帯分に相当する約53万MWhを見込む。ボイラーおよび発電設備のメーカーは非公表。EPC(設計・調達・施工)サービスは、日揮ホールディングスがランプサム契約で受注した。11月に本格着工し、2023年5月に運転を開始する予定。

 主燃料に北米産の木質ペレットを、補助燃料にインドネシアおよびマレーシア産のパーム椰子殻(PKS)を利用する。なお、地元である東北地方の未利用材を粉砕した木質チップを、既存の流通の妨げにならない範囲で採用することも検討する。固定価格買取制度(FIT)による売電単価は24円/kWh。

 合同会社への出資比率は、レノバが38.0%、東京ガスが34.0%、ユナイテッド計画が15.0%、みずほリースが13.0%。なお、レノバは、同発電所の完成日以降にみずほリースが保有する出資持分を買い増す権利を持ち、権利行使した場合の出資比率は51.0%になる。

 融資アレンジャーおよびシンジケート団は、みずほ銀行と三井住友銀行を主幹事に、JA三井リースをメザニンレンダーとして、秋田銀行、伊予銀行、岩手銀行、北日本銀行、山陰合同銀行、七十七銀行、東邦銀行、東北銀行、みちのく銀行、山口銀行、横浜銀行、秋田信用金庫、羽後信用金庫、商工組合中央金庫、朝日生命保険相互会社が参画する。

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