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秩父新電力と東電、秩父市の3者が包括連携協定

2020/03/30 19:33
工藤宗介=技術ライター
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秩父市は中山間地域に位置する
(出所:秩父新電力ホームページ)
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 秩父新電力(埼玉県秩父市)と東京電力エナジーパートナー、秩父市は3月26日、持続可能なまちづくりを推進するための包括連携協定を締結したと発表した。地域新電力、旧一般電気事業者、自治体による3者連携は全国初という。

 秩父市は平野と山林の位置する中山間地域という地形や環境から、気候変動による自然災害によって、エネルギーインフラの持続性に懸念があった。東電EPは、これまで培ってきた再エネやエネルギーマネジメントに関する知見を提供することで、同市が掲げるまちづくりに貢献する。

 具体的には、東電EPは秩父市内の小中学校21カ所への安定的な電力供給に向けて、秩父新電力との取次契約に基づき2020年度中に電力供給を開始する。なお、東電EPが供給する電力は再エネ由来ではない。将来的には、蓄電池などによる防災強化に向けた事業を共同で検討する。

 秩父市は、2050年までにCO2排出量の実質ゼロを目指す「ゼロカーボンシテイ」に取り組むと宣言している。秩父新電力は、2020年度から秩父市庁舎に「ゼロカーボン電力」を供給する予定。市内の廃棄物発電の電力を中心に、不足分は環境価値を購入することでCO2排出量の実質ゼロを実現する。

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