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TNクロス、千葉市の避難所182カ所に「太陽光+蓄電池」導入

2020/04/02 18:20
工藤宗介=技術ライター
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TNクロスが提唱する自治体向けエネルギーシステム
(出所:TNクロス)
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 東京電力ホールディングスとNTTの共同出資会社であるTNクロス(東京都千代田区)は、千葉市の「避難所への再生可能エネルギー等導入事業」の実施予定者に選定された。3月30日、千葉市が選定結果を公表した。

 同事業は、千葉市内の小中学校や公民館などの市有施設(避難所)182カ所に太陽光発電設備、蓄電池および付帯設備を導入し、平時の温室効果ガス排出抑制と、災害時のエネルギー確保を同時に実現する。設備の出力・容量などは未定で、施設ごとに最適な仕様を検討する。導入は2020年度から2022年度までの3年間。運転の開始日から最長20年間を予定する。

 TNクロスと千葉市は、2019年2月に「災害時の新たなエネルギーインフラ活用等の実証に向けた共同検討に関する協定」を締結し、新たな地域防災モデルのあり方について検討を進めてきた。千葉市は今回、実際の導入事業について改めてプロポーザルを実施し、唯一の応募企業だったTNクロスを評価のうえ選出した。

 TNクロスは、避難所向けエネルギーシステムの先行モデルとして、環境省「平成31年度地域の防災・減災と低炭素化を同時実現する自立・分散型エネルギー設備等導入推進事業」補助金を活用し、千葉市立犢橋中学校に出力47.5kWの太陽光パネルおよび容量26.1kWhの蓄電池を整備、4月1日から運用を始めた。今回の千葉市の事業では、同中学校のシステムをベースにした展開を想定しているという。

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