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石狩市でバイオマス発電、東南アジアから木質ペレット

2020/04/03 20:10
工藤宗介=技術ライター
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発電所の完成予想図
(出所:奥村組)
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 奥村組の連結子会社である石狩バイオエナジー合同会社(北海道石狩市)は、北海道石狩市で出力51.5MWのバイオマス発電事業を計画している。同社は、2月4日付で九電みらいエナジー(福岡市)とNew Circle Energy(東京都千代田区)の2社からの出資を受け入れることに合意した。

 New Circle Energyは、丸の内インフラストラクチャー(東京都千代田区)とシンエネルギー開発(群馬県沼田市)が共同で設立した特別目的会社(SPC)になる。

 石狩バイオエナジー合同会社は、「石狩バイオマス発電事業」の事業主体で、2019年11月に「石狩新港新エネルギー発電合同会社」から名称変更した。今回の出資受け入れにより、出資比率は奥村組が50%、九電みらいエナジーが30%、New Circle Energyが20%になる。資本金は500万円のままで増資は行わない。

 また、同社は2月5日付で金融機関との間で融資関連契約を締結し、プロジェクトファイナンスを組成した。リードアレンジャーは三井住友銀行、コ・アレンジャーはりそな銀行で、関西みらい銀行が参加する。金額は非公表。

 石狩バイオマス発電事業は、石狩湾新港工業団地内に出力51.5MWの木質専焼バイオマス発電所を建設・運営するもので、2019年10月から建設工事に着手している。年間発電量は、約3.6億kWhを見込み、これは一般家庭約12.1万世帯分の消費電力に相当する。固定価格買取制度(FIT)による売電単価は24円/kWh。

 燃料は木質ペレットとパーム椰子殻(PKS)で東南アジアから調達する。発電設備は、オーストリア・アンドリッツ製の循環流動層ボイラー(CFB)、独シーメンス製の蒸気タービン発電設備を採用する。施工は東洋エンジニアリングが担当する。2022年8月の運転開始を目指す。

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