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7事業所まとめて「コージェネ+太陽光」で連携省エネ

2020/04/06 22:04
工藤宗介=技術ライター
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清原工業団地スマエネ事業の概要
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清原エネルギースマートセンター
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ガスコージェネレーションシステムのガスエンジン
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ガスコージェネレーションシステムのガスエンジン
(出所:東京ガスエンジニアリングソリューションズ)
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 カルビー、キヤノン、久光製薬、東京ガス100%子会社の東京ガスエンジニアリングソリューションズ(TGES、東京都港区)は4月3日、宇都宮市の清原工業団地におけるエネルギーマネジメント事業において、経済産業大臣から「連携省エネルギー計画の認定制度」の認定を取得したと発表した。

 「連携省エネルギー計画の認定制度」は、2018年12月施行の省エネ法改正で創設された制度。複数の事業者が連携する省エネ事業で得られる省エネ量を分配し、省エネ法に基づく定期報告書において各事業所の取り組みとして報告できるため、各事業所は実態に即した評価を受けられる。従来は事業者単位で報告するため、複数事業者が連携して省エネに取り組んでも効果が適切に評価されなかった。

 「清原工業団地スマエネ事業」では、清原工業団地内に清原スマートエネルギーセンターおよび電力自営線・熱導管から構成される供給インフラを新設・運用し、カルビー3事業所、キヤノン3事業所、久光製薬1事業所の合計7事業所にエネルギーを供給する。今年2月に事業を開始していた。

 同センターは、三菱重工業製のエンジン&ターボチャージャ製のガスコージェネレーション(熱電併給)システム(CGS)5.77MW×6基、三浦工業製の蒸気ボイラー7t/h×7基、ネクストエナジー・アンド・リソース製の太陽光発電システム70kWから構成される。施工元請けは新菱冷熱工業になる。

 ICTを活用したエネルギー管理システムにより、需要状況が異なる7つの事業所で使用する電気と熱の情報を集約し、需要変動に応じて最適に運用する。2015年度実績比で約20%の省エネ(原油換算で年間1万1400kL削減)およびCO2排出量削減(年間3万3000t削減)を実現する。単独事業所では同規模の省エネは困難だったという。

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