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レノバ、由利本荘市沖の洋上風力推進へ体制拡充

風力発電設備はMHIヴェスタス製を採用

2020/04/10 18:50
工藤宗介=技術ライター
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MHIヴェスタス製風力発電設備の設置イメージ
(出所:MHIヴェスタス)
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 レノバは、同社が開発を主導する「秋田県由利本荘市沖洋上風力発電事業(仮称)」の更なる推進に向けて、4月から同社由利本荘事務所を拡充した。また、同社は4月9日、三菱重工業とデンマークVestas Wind Systemsの合弁会社であるMHIヴェスタス(MHI Vestas Offshore Wind)が開発した風力発電設備を採用すると発表した。

 同事業は、秋田県由利本荘市沖の一般海域に出力規模約700MWの洋上発電設備を設置する計画。レノバ、コスモエコパワー、JR東日本エネルギー開発、東北電力が出資参画する。2015年から検討を開始し、2016年に秋田県の策定した「第2期秋田県新エネルギー産業戦略」を踏まえて事業計画を策定した。レノバでは、風況観測や海底地盤調査、環境影響評価の手続き、地域住民への説明会を実施してきた。

 現在、海洋再生可能エネルギー発電設備の整備に係る海域の利用に関する法律(再エネ海域利用法)に基づく協議会において、同海域の促進区域指定に向けた取り組みが進められている。レノバは今回、再エネ海洋利用法に基づき、今後想定される事業者選定(公募)に向けて、由利本荘事務所の人員拡充および副社長である須山勇氏の赴任を決定した。

 また、風力発電設備の選定については、同事業が日本の洋上風力発電の先駆的なプロジェクトとなることから、信頼性を重要なポイントとし、国内の風力発電事業を牽引してきた三菱重工業グループで、洋上風力発電設備市場で世界トップクラスのシェアを持つMHIヴェスタスを選考したと説明している。

 MHIヴェスタスは3月、丸紅など13社が出資参画する「秋田港及び能代港における洋上風力発電事業」から単機出力4.2MWの風力発電設備33基を、国内で初めて正式受注したと発表していた。

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