ニュース

パーム椰子殻の輸入事業、テス・エンジが参入

インドネシア企業を子会社化

2020/04/13 18:35
工藤宗介=技術ライター
印刷用ページ
ストックパイル全景
(出所:テス・エンジニアリング)
クリックすると拡大した画像が開きます
屋根付きヤードとスクリーニングマシン
(出所:テス・エンジニアリング)
クリックすると拡大した画像が開きます

 テス・エンジニアリング(大阪市)は4月13日、同社のグループ会社を通じて、インドネシアでパーム椰子殻(PKS)燃料の調達に強みを持つ現地企業International Green Energy(IGE)の株式51%を取得し連結子会社にしたと発表した。

 IGEは、PKS燃料保管倉庫・出荷拠点であるストックパイルを、スマトラ島リアウ州に位置するTanjung Buton港近郊に所有する。東京ドーム約1個分に相当する敷地面積4万m2に、屋根付きヤード、コンクリートフロア、スクリーニングマシン、磁気リムーバーといった燃料保管・処理設備を完備し、高品質のPKS燃料を供給できる。

 IGEを通じて同社は、日本国内で建設・稼働が進む木質バイオマス発電所に向けたPKS燃料の販売事業を4月中に開始する予定。PKS燃料の取扱量は当初年間24万tを見込んでいる。また、燃料認証制度への対応にも取り組む。

 日本では、固定価格買取制度(FIT)などの政策により2030年度に再生可能エネルギーの比率22~24%とするなど主力電源化を目指している。そのうちバイオマス発電は、2030年度までに発電容量602~728万kWの導入が見込まれている。

 バイオマス事業者は、長期安定的にバイオマス燃料を調達することが業務運営上の課題とされる。特に、海外からバイオマス燃料を輸入する発電事業者にとって、PKS燃料は主要燃料のひとつであり、長期的な安定調達のニーズは非常に強いという。

  • 記事ランキング