世界の水素・燃料電池市場、2026年に約55億米ドル

2020/04/14 00:02
工藤宗介=技術ライター
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水素および燃料電池の世界市場推移
(出所:グローバルインフォメーション)
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 中国の調査会社QYResearchの調査レポートによると、世界の水素および燃料電池の市場規模は2026年までに55億1589万米ドルに成長すると予測している。同社の販売代理店であるグローバルインフォメーション(川崎市)が4月3日発表した。

 市場調査レポート「水素および燃料電池の世界市場:成長動向・競合分析(2020-2026年)」によると、同市場の成長を促進する重要な要因として、クリーンエネルギー需要の増加を挙げている。電気化学プロセスを用いて水素から高効率で発電できるため、再エネ由来の水素を活用し、石炭や石油などの再生不可能なエネルギー源への依存を抑えられる。

 これまでクリーンエネルギー市場は、北米における電気自動車(EV)の商業化および採用により大きく発展してきた。一方、アジア太平洋地域(APAC)では、熱電併給システムに対する需要の高まりが需要をけん引しており、2019年の出荷の面で成長市場として浮上している

 また、タイプ別では空冷式と輸送冷却式に区分され、空冷システムが2019年に最大の市場シェアを占めている。今後、構造が単純、軽量、価格が比較的安いなどの利点により、予測期間における空冷システムの需要をさらに促進する可能性があるとしている。

 主要な市場プレーヤーとしては、パナソニック、東芝ESS、プラグパワー、インテリジェントエネルギー、バラードパワーシステム、ハイドロゲニクス、パールハイドロジェン、サンライズパワー、Nedstack、Horizon Fuel Cell Technologies、PowerCell Sweden、Air Liquide(Axane)などが挙げられる。

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