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JXTGエネルギー、福島発電のメガソーラーから電力調達

2020/04/14 22:21
工藤宗介=技術ライター
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30社の太陽光パネルを設置した「福島空港メガソーラー」
(出所:日経BP)
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5種類の防草シートを施工した「大熊町ふるさと再興メガソーラー発電所」
(出所:福島発電)
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 JXTGエネルギー(東京都千代田区)は、福島県などの出資する福島発電(福島市)が保有するメガソーラー(大規模太陽光発電所)から電力を調達する。両社は3月30日、特定卸供給に関する契約を締結したと発表した。

 今回調達する発電所は、「大熊町ふるさと再興メガソーラー発電所」(出力1.89MW、福島県大熊町)、「福島空港メガソーラー発電所」(出力1.194MW、福島県須川市および玉川村)、「ならはフロートソーラー発電所」(出力49.5kW、福島県楢葉町)の3カ所。

 いずれも固定価格買取制度(FIT)を利用して売電しているため環境価値を有していない。そこで、特定卸供給と合わせて非化石証書を調達し、RE100など再エネ由来電気の供給ニーズに対応する。CO2排出係数ゼロの電力サービス「CO2フリー電力メニュー」の電源として活用する。なお、電力供給量は非公表。

 JXTGエネルギーでは、環境配慮型電気販売に向けて調達を多様化すべく、自社および他社のFIT電源の活用を進めている。自社開発のFIT電源については特別目的会社(SPC)「ENEOSリニューアブルエナジー」を設立した。

 このほかにも、三菱地所が運営する「丸の内ビルディング」「大手門タワー・JXTビル」に対して、4月1日から川崎バイオマス発電所で発電された再エネ由来電力を供給し始めた。

 今回、電気を調達する「福島空港メガソーラー発電所」は、福島発電が主体となり、県内の官民から資金を集めて建設し、2014年4月に稼働した。国内外30社の太陽光パネルと、5タイプの架台を設置した。パワーコンディショナー(PCS)は、東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用している(関連記事:30社のパネルが並ぶ「福島空港メガソーラー」の6年、発電量に違いは?)。

 また、「大熊町ふるさと再興メガソーラー発電所」は、福島発電を事業主体とし、11人の地権者から土地を借りて発電事業を開始した。売電収益の一部を町の復興事業に活用するほか、約3.2haのサイトのうち、約1haのエリアに5種類の防草シートを敷き、防草効果や耐久性などを検証している。パネルは、トリナ・ソーラー製、PCSはTMEIC製を採用した(関連記事:5種類の防草シートを大熊町で検証、稼働3年目の違いは?)。

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