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丸井グループが電力小売り、再エネ電気を事実上、直接調達

2020/04/14 23:33
工藤宗介=技術ライター
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いわて第2クリーンセンター
(出所:丸井グループ)
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新宿マルイ メン
(出所:丸井グループ)
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 丸井グループの総合ビルマネジメント事業会社であるマルイファシリティーズ(東京都中野区)は、エナリス(東京都千代田区)と協業し、4月1日から再生可能エネルギーを中心とした電力を供給する電力小売り事業を開始した。丸井グループが運営する百貨店などへ再エネ電力を供給する。

 具体的な取り組みとして、岩手県九戸村にある廃棄物発電所「いわて第2クリーンセンター」(出力840kW)などから再エネ電力を調達し、東京都新宿区の「新宿マルイ メン」、千葉県柏市の「柏マルイ」「柏モディ」の3館に供給する。供給される電力の再エネ比率は9割程度になる見通し。

 丸井グループでは、2018年7月に国際的なイニシアティブ「RE100」に加盟し、2030年度までに事業活動で消費する電力の100%を再生可能エネルギーで賄うという目標を掲げている。

 この目標達成に向けてマルイファシリティーズは、2019年3月に電力小売り事業者の立ち上げと需給管理で実績を持つエナリスとコンサルティング契約を締結し、電力小売り事業者の認可取得、電源元との調達交渉、供給先の選定など事業の開始に向けた検討を進めてきた。同年9月に電力小売り事業者の登録が完了し、需要家である丸井グループが子会社を通じて事実上の電力の直接仕入れが可能になった。

 今回の3館への再エネ電力供給開始に伴い、エナリスと新たに業務委託契約を締結した。再エネ調達計画の策定や日々の需要量の予測などの需給管理業務を委託する。

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