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三菱地所、「丸の内ビル」使用電力の6割を再エネに

2020/04/17 17:14
工藤宗介=技術ライター
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丸の内ビル
(出所:三菱地所)
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大手門タワー・JXビル
(出所:三菱地所)
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 三菱地所は4月1日、同社が運営管理する「丸の内ビル」の使用電力の約60%、「大手門タワー・JXビル」の約40%を再生可能エネルギー由来電力に切り替えたと発表した。2棟合計で年間約1万tのCO2削減効果を見込んでいる。

 3月30日付でJXTGエネルギーと電力供給契約を締結し、川崎バイオマス発電(川崎市)が運営する「川崎バイオマス発電所」(出力33MW)から供給を受ける。

 同発電所は、建設廃材の焼却に伴う廃熱で発電している。2018年度末で固定価格買取制度(FIT)から離脱しており、環境価値を備えている。CO2排出係数ゼロの電力として、国内の省エネ法に加えて、SBT(科学的根拠に基づく温室効果ガス排出削減目標)やRE100(再エネ100%を目指す国際イニシアチブ)といった国際的な基準にも対応する。

 同社は、これまでに新丸の内ビルで使用する電力の一部を東京電力グループの100%水力発電電力「アクアプレミアム」から調達している。また、本社オフィス、三菱一号館美術館、商業施設駐車場に設置した電気自動車(EV)の充電器にグリーン電力証書を用いたグリーン電力を導入している。

 また、2019年3月にグループ全体における温室効果ガスの中長期排出削減目標を策定した。CO2総排出量を2030年までに2017年比35%削減、2050年までに同87%削減を目指している。同年4月にはSBTの認定を受けた。

 2020年1月にはRE100に加盟し、2030年までに事業で使用する電力の再エネ比率25%、2050年までに同100%の達成を目指している。これまでのRE100達成状況は1.3%だったが、今回の丸ビルおよびJXビルへの再エネ電力導入により3.2%に増加したという。

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