防草・緑化事業を手掛ける白崎コーポレーション(福井県鯖江市)は4月21日、主に低圧事業用太陽光発電所の個人事業主や中小企業の事業主向けに、防草シートを初期費用ゼロ円で導入できる「防草シートの材料及び敷設工事をクレジットで提供する仕組み」を開始した。初年度100カ所の受注を目指す。
従来は導入時一括で100万円程度の出費が必要だった防草シートの敷設に、最長15年のクレジットを利用できるプランを導入した。標準的な低圧事業用太陽光であれば、材料のみで毎月5000円以下、敷設工事込みでも毎月1万円以下の価格で導入できる。年間の総費用は草刈り並みに抑え、管理の手間を低減できるという。
低圧事業用発電所の事業主の大半を占める個人事業主でも毎月の受電収益から支払えるため、手持ち資金を確保したまま防草シートを導入できるという。また、2019年7月から販売している「防草シート10年保証サービス」と組み合わせることで、10年間事業主の費用負担ゼロでメンテンナスを受けられる。
野立ての太陽光発電所では、除草剤の散布や草刈り、防草シート敷設など、何らかの除草対策が必要となる。これまで防草シートを敷設する場合、耐久年数が定まっていない、初期費用がかさむなどの課題があった。