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「外出自粛」を電気で応援、太陽光に合わせ日中シフトでギフト券

2020/04/24 22:04
工藤宗介=技術ライター
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「緊急事態宣言」前後の電気使用量の変化
(出所:ENECHANGE)
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 SMAP ENERGYは、Looop(東京都台東区)と共同で、電気使用のピークシフトを促す家庭向けデマンドレスポンス(DR=需要応答)機能を提供する「LooopDR 在宅応援キャンペーン」を4月23日から開始した。

 新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出自粛の要請により家庭の電気代負担が高まっていることから同キャンペーンを実施する。

 SMAP ENERGYはENECHANGE(東京都千代田区)の子会社で、英ケンブリッジ大学発の産学連携ベンチャー企業。スマートメーターデータ解析に関する研究成果を元に2016年設立された。

同社が開発したDRプラットフォーム「SMAP DRサービス」は、ゲーミフィケーションを活用した消費者参加型のDRサービス。30分ごとの電力データを計測できるスマートメーターデータを活用し、消費者の使用量変化のランキングに応じてインセンティブを付与したり、シフト量に応じてポイントやギフト券で還元したりする。

 Looopでんきと共同で取り組む今回のキャンペーンでは、太陽光発電量の増加により供給過多となる日中の時間帯への電力利用のシフトを促し、シフト量に応じてLooopでんきの電気料金単価の40%相当分をAmazonギフト券で還元する。さらにランキング上位者にはAmazonギフト券での追加報酬を贈呈する。Looopでんきの「おうちプラン」「ビジネスプラン」「動力プラン」契約者から先着8000人が対象となる。期間は5月24日まで。

 東京エリアのLooopでんき契約者の平均電気使用量は、緊急事態宣言前(4月2・3・6・7日)と発出翌日以降(4月8・9・10日)を比較すると、1日の電気使用量が54%増加した。東京電力従量電灯Bプランに置き換えると1カ月で約3000円分の増加に相当する。

 時間帯別では、特に朝7時頃から夜9時頃までの電気使用量に大きな変化があることから、外出自粛要請による休校やリモートオフィスなどによる在宅率の増加が起因していると考えられるという。

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