愛知エリアの募集プロセス、コロナ対策で応募期間延長

2020/04/28 17:04
金子憲治=日経BP 総合研究所 クリーンテックラボ
愛知エリアの募集プロセスにおける対象地域概要
(出所:OCCTO)
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 電力広域的運営推進機関(OCCTO)は4月23日、名古屋市など愛知県内の複数行政区からなる地域で実施されている「愛知エリアにおける電源接続案件募集プロセス」の手続きに関し、当初5月22日としていた応募期間の締め切りを2週間延期し、6月5日に設定したと発表した。新型コロナウイルス感染症に関する情勢を踏まえたもの。

 「募集プロセス」とは、分散電源を系統連系する際、大規模な増強工事が必要になる場合、そこに接続を希望する発電事業者を募集し、系統工事費を複数の発電事業者で分担する仕組み。OCCTOが主宰して、募集から入札、決定までの手続きを進めている。

 愛知エリアでは、2019年12月にこのプロセスが開始され、4月15日に募集要項を公表し、16日から募集を受け付けていた。入札対象となる変圧器増強工事の総額は約39億円で、募集容量は約255.5万kW(2.555GW)になる。

 募集プロセスでは通常、募集受付の前に説明会を開催しているが、愛知エリアの手続きでは、新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から説明会を開催せず、ネットを通じて個別の質問に回答する形を採用していた。

 加えて、応募を希望する事業者の多くで、在宅勤務などによって事業性の検討や事務作業の遅れも予想されることから、募集締め切りも2週間、後ろ倒しした。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響では、着工済みの案件における工期遅延が深刻になっている。加えて、固定価格買取制度(FIT)における事業用太陽光(250kW以上)を対象にした今年度上期の入札でも、5月1日の受付開始を延期することになっており、再生可能エネルギーの新規開発にも影響が広がってきた(関連記事:新型コロナ対策で「太陽光・入札」延期、調達委がとりまとめ)。