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宇久島の480MW、営農型は「1~2割」に、パワコンはTMEICなど検討 (page 3)

国内最大の太陽光プロジェクト、京セラなど9社が500億円出資

2020/04/28 19:53
加藤 伸一=日経BP 総合研究所 クリーンテックラボ
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 九電工によると、工期は2023年6月末までを予定している。受注額は1400億円程度と公表した。工事の最盛期には、1000人~2000人が従事する見込みという。

 1400億円程度という工事費を大きく左右する一つは、「営農型」の比率となる。宇久島のプロジェクトは、地上設置型と営農型の両方からなる。

 営農型は、農地の一部に支柱を立てて、農地の上に隙間を空けながら太陽光パネルを並べ、農作物と太陽光発電で日光を分け合い、農業と太陽光発電事業を両立する手法である。基礎や架台のコストが高くなるため、営農型を採用する場所を少なくし、通常の野立て型太陽光を増やせれば、工事のコストは下がる。

 営農型を採用するのは、地主の意向や、農地転用に関わる農業委員会や県、国などの意向によって、恒久的な農地転用を実現しにくい場所である。

 現在のところ、営農型の比率は「1割~2割」にとどまるとしている。

 太陽光パネルは、京セラ製を採用し、約150万枚を並べる。

 パワーコンディショナー(PCS)は選定中で、東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製、ドイツのSMAソーラーテクノロジー製のどちらかを採用することを検討している。

太陽光パネルの設置を予定するエリアのひとつ
2019年7月に撮影(出所:日経BP)
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