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ネクストエナジー、明治に860kWの自家消費太陽光、リユースパネル採用

除草ロボット向けにオフグリッド太陽光を設置

2020/04/30 15:30
金子憲治=日経BP 総合研究所 クリーンテックラボ
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明治は九州工場に自家消費太陽光を導入した
(出所:ネクストエナジー・アンド・リソース)
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 太陽光発電関連事業を手掛けるネクストエナジー・アンド・リソース(長野県駒ケ根市)は、食品大手の明治から、同社九州工場における自家消費型太陽光発電の設備工事を受注し、3月31日に竣工した。4月24日に発表した。

 明治は、福岡県八女市にある九州工場に太陽光パネル出力で860.11kW、パワーコンディショナー(PCS)の出力で676.80kWの太陽光発電設備を導入した。屋根上に太陽光パネルなどを設置し、全量を自家消費して、商用系統には送電(逆潮)しない仕組みにした。

 太陽光パネルは、ネクストエナジー製の新品のほか、全体の約4割に当たる1034枚を使用済みの他社製品をリユース(再使用)した。

 ネクストエナジーでは、使用済みの太陽光パネルを同社が検査し、保証を付けて販売する仕組みを「REBORNテクノロジー」として、事業化している。今回のプロジェクトでは、佐賀県内で排出された使用済みパネルを大分県内で検査し、福岡県八女市に設置した。リユースした1034枚はすべて同じメーカーの同じ型式で、ネクストエナジーが10年保証を付けている。九州内で循環利用したことで、新製品に比べてより割安に提供できたという。

 複数屋根ヘの分散設置となったことから、PCSは中国サングロー製の分散型タイプを採用した。また、非常用蓄電池として、ネクストエナジー製の出力9.8kWの蓄電池を導入した。

 こうした屋根上太陽光とは別に、明治・九州工場でもともと導入していた除草ロボットの充電ステーション向けにオフグリッド型太陽光パネルを設置した。同工場では、自律走行型の蓄電池式草刈りロボットを複数台、運用しており、充電量が減ってくると、自律的に充電ステーションに戻って充電する。今回、6カ所の充電ステーションに各2枚の太陽光パネルを設置し、工場の構内系統から給電しなくても太陽光の電力だけで充電できるシステムを構築した。

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