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関電、フィンランドの陸上風力に出資、総出力211MW

2020/05/01 13:14
工藤宗介=技術ライター
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「ピーパリンマキ陸上風力発電事業」の場所
(出所:関西電力)
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 関西電力は4月27日、フィンランドで現在、建設中の「ピーパリンマキ陸上風力発電事業」に参画すると発表した。4月24日付で同事業に出資するグレモントパートナーズとの間で株式売買契約を締結した。日本の電力会社がフィンランドの陸上風力発電事業に単独参画するのは初めてという。

 同発電所を開発・運営するために設立された特別目的会社(SPC)イルマタール・ピーパリンマキの100%持株会社であるグレモントクリーンエナジーファンドIII Wind B.V.の株式を、関西電力が100%出資するオランダ子会社のケーピック・ネザーランドを通じて15%取得する。

 ピーパリンマキは、フィンランドの首都ヘルシンキの北約460kmの内陸部に大型風力発電機41基を建設中で、2021年に商業運転を開始する予定。総出力は211.4MW。フィンランドでは積極的に風力発電設備の導入を進めており、運転開始時には同国で最大級の陸上風力発電事業になるという。

 関西電力にとって、アイルランドでの陸上風力、英国での2件の洋上風力に続く、欧州で4件目の風力発電事業への参画となる。同社の欧州における風力発電事業の持ち分出力は合計318MWに、海外事業全体の持ち分出力は合計2606MWになる。

 また国内では、大林組が代表社員を務める秋田県北部洋上風力発電事業に出資している。同事業は、秋田県能代市浅内沖、三種町八竜沖、男鹿市若美沖に最大で定格出力455MWの洋上風力発電所を設置するもので、2024年度以降の運転開始を目指して事業化に向けた検討を進めている。

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