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Jパワーと北電、北米メガソーラー事業に相次ぎ出資

米国で490MW、メキシコで290MWのプロジェクト

2020/05/01 18:00
工藤宗介=技術ライター
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メキシコでの290MWのプロジェクト
(出所:北海道電力)
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メキシコでの290MWのプロジェクト
(出所:北海道電力)
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 北米の太陽光発電プロジェクトに対する国内電力大手の参画が相次いでいる。電源開発(Jパワー)は4月30日、米国現地法人を通じて米テキサス州の出力490MWのメガソーラー(大規模太陽光発電)プロジェクトを開発すると発表した。

 電力の大需要地であるヒューストン市の南西約60kmに位置するWharton地点に、太陽光パネル出力490MW、連系出力350MWのメガソーラーを開発する。テキサス州は日射量が豊富で、米国内でも電力需要の伸びが期待できることから、近年、太陽光発電の開発が増加しているという。

 同社の米国法人J-POWER USA Development(JPUSA)と太陽光ディベロッパーの米AP Solarが共同で開発する。Jパワーにとって米国で初めて手掛ける再生可能ネルギープロジェクトとなる。着工は2020年末ごろ、運転開始は2022年前半を見込んでいる。

 また、北海道電力は4月30日、メキシコにおける太陽光発電所の運営に参画する目的で、アルテン・アールイー・ディベロップメンツ・アメリカ(アルテン・アメリカ)の株式40%を取得したと発表した。同社には、双日とオランダの再エネ企業アルテン・リニューアブル・エナジー・ディベロップメンツが出資している。

 アルテン・アメリカは、メキシコ中西部アグアスカリエンテス州に位置する出力290MWの太陽光プロジェクト会社の株式を30%保有しており、北電の持ち分は12%になる。同発電所は、同国の国営電力会社と長期売電契約を締結しており、安定的な収入が期待できる。

 北電にとって出資参画する初めての海外発電事業になる。同社の海外における技術コンサルティング経験や、北海道内における再エネ発電所の保守・運営の知見および同社独自開発の遠隔監視システムで培った技術力を活用できるとしている。

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