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蘭DSM、「再エネ75%」達成へ、米欧で大規模PPA

2020/05/08 18:34
工藤宗介=技術ライター
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消費電力の75%を再エネで賄う目標を達成へ
(出所:DSMホームページ)
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 オランダの化学企業DSMは5月7日、欧州と米国において、それぞれ再生可能エネルギー発電による電力購入契約(PPA)を締結したと発表した。2件のPPAによる購入電力は、DSMが現在消費する年間電気消費量の約25%に相当し、CO2排出量を年間約8万5000t削減できる見込み。

 欧州では、スペインの再エネ事業者EDP Renewablesと契約し、スペインにある風力発電所1カ所、太陽光発電所2カ所から合計出力76MWの再エネ設備から電力を購入する。米国では、太陽光発電事業者Origis Energyと契約し、合計出力78MWの設備から購入する予定。

 DSMでは、2030年までに消費電力の75%を再エネで賄うことを目標に掲げており、2019年時点で購入電力の50%が再エネへの転換を達成している。今回の2件のPPAによって、この目標を前倒しで実現できる見通し。

 同社は、事業に用いる電力の再エネ100%を推進する国際的イニシアティブ「RE100」に参画しており、可能な限り早い100%の実現を目指している。また、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の目標7「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」、目標13「気候変動に具体的な対策を」にも取り組んでいる。

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