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米GM、北米最大の工場を「100%太陽光」、蓄電池併設メガソーラーから調達

2020/05/19 14:43
加藤 伸一=日経BP 総合研究所 クリーンテックラボ
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スプリングヒル工場
(出所:GM)
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GMの北米最大の工場
スプリングヒル工場における作業の様子(出所:GM)
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主力のSUVを製造
スプリングヒル工場における作業の様子(出所:GM)
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他車のエンジンも製造
スプリングヒル工場における作業の様子(出所:GM)
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 米ゼネラル・モーターズ(GM)は5月14日、テネシー州にあるスプリングヒル(Spring Hill)工場の稼働を、2022年後半から100%太陽光発電電力で賄うと発表した。

 スプリングヒル工場は、北米で最大規模のGMの工場である。

 1990年に稼働し、面積は2100エーカー(約850万m2)に達する。現在は、中型のスポーツ用多目的車(SUV)「GMC Acadia」、「Cadillac XT5 / XT6」の製造を担っている。他車のエンジンも製造している。

 自動車の製造設備だけでなく、湿地や原生草で構成された地域の生態系を保護するエリアも設けている。この野生生物の生息地は、Wildlife Habitat Council(野生生物生息地評議会)からゴールド認定・認証を受けている。

 農地も備えている。この拠点の運営に必要な電力を「100%太陽光」に転換することで、より地球環境への負荷を下げ、人間生活のサステナビリティを高める工場となる。

 2022年後半から、100MWの太陽光発電電力を調達する。年間調達量は、米国の一般家庭約1万8000世帯の消費電力に相当する。

 この太陽光発電電力の購入契約を、テネシー川流域開発公社(Tennessee Valley Authority)と締結した。

 テネシー川流域開発公社は、1929年以降の世界恐慌への対策として、ルーズベルト大統領が進めたニューディール政策を代表する取り組みとして知られる。現在は、グリーン投資(Green Invest program)や再エネ電力の売電に注力している。

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