売電単価18円で水上太陽光、奈良や千葉、兵庫など5カ所でシエル・テールが稼働

2020/05/26 15:24
加藤 伸一=日経BP 総合研究所 クリーンテックラボ
檜垣二丁池太陽光発電所
(出所:シエル・テール・ジャパン)
クリックすると拡大した画像が開きます
木間ケ瀬太陽光発電所
(出所:シエル・テール・ジャパン)
クリックすると拡大した画像が開きます
花岡池太陽光発電所
(出所:シエル・テール・ジャパン)
クリックすると拡大した画像が開きます
稼働前の青木池水上太陽光発電所
(出所:シエル・テール・ジャパン)
クリックすると拡大した画像が開きます
稼働前の栢間沼太陽光発電所
(出所:シエル・テール・ジャパン)
クリックすると拡大した画像が開きます

 太陽光パネルを水上に浮かべる部材であるフロートの大手、フランスのシエル・テール・インターナショナルの日本法人、シエル・テール・ジャパン(東京都中央区)は、奈良県と千葉県、兵庫県において、3カ所の池の水上を使った太陽光発電所の売電を開始した。いずれも3月に稼働した。

 また、2カ所の水上型太陽光発電所が施工中で、6月に売電を開始する。こちらは香川県と埼玉県の池を活用した。

 これによって、自社で事業化した水上型太陽光発電所の合計出力は170MW(2020年4月時点)に拡大した。

 今回の5カ所とも、固定価格買取制度(FIT)における売電単価は18円/kWh(税抜き)となっている。

 いずれも、発電事業者は同社の子会社である「水田湖三」や「水田湖二」で、フロートは自社製を採用している。太陽光パネルも中国の無錫サンテックパワー製で共通している。

 稼働した3カ所のうち、奈良県天理市檜垣町にある池の水上を活用した「檜垣二丁池太陽光発電所」は、太陽光パネル出力が1.2285MW、パワーコンディショナー(PCS)出力が1.050MWとなっている。

 年間発電量は116万933kWhを見込み、関西電力送配電に売電している。

 施工はスーパーツールECO(大阪府堺市)が担当した。スーパーツールECOは、シエル・テール・ジャパンの水上型太陽光発電所の施工を多く手掛けている。PCSはドイツのSMAソーラーテクノロジー製を採用した。

 千葉県野田市木間ヶ瀬にある池では、太陽光パネル出力897.7kW、PCS出力700kWの「木間ケ瀬太陽光発電所」が稼働した。

 年間発電量は84万8327kWhを見込み、東京電力パワーグリッドに売電している。

 施工はTOKS(大阪府東大阪市)が担当し、PCSはSMAソーラーテクノロジー製を採用した。

 兵庫県南あわじ市神代国衙にある池では、太陽光パネル出力が2.289MW、PCS出力が1.850MWの「花岡池太陽光発電所」が稼働した。

 年間発電量は216万3105kWhを見込み、関西電力送配電に売電している。

 施工はスーパーツールECOが担当し、PCSはスペインのパワーエレクトロニクス製を採用した。

 施工中の2カ所のうち、香川県さぬき市造田是弘にある池の水上を活用した「青木池水上太陽光発電所」は、太陽光パネル出力が1.574MW、PCS出力が1.275MWとなっている。

 年間発電量は148万7317kWhを見込み、四国電力送配電に売電する。

 施工はTOKSが担当し、PCSは中国の華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)製を採用した。

 埼玉県久喜市菖蒲町小林にある池の水上を活用した「栢間沼(かやまぬま)太陽光発電所」は、太陽光パネル出力が2.600MW、PCS出力が1.990MWとなっている。

 年間発電量は245万7000kWhを見込み、東京電力パワーグリッドに売電する。

 施工はスーパーツールECOが担当し、PCSは華為技術製を採用した。