三浦市が「CO2ゼロ」宣言、公園に駒井ハルテック製風車

2020/05/27 15:49
工藤宗介=技術ライター
駒井ハルテック・富津工場に稼働中の300kWの風力発電設備
(出所:三浦市)
クリックすると拡大した画像が開きます

 神奈川県三浦市は5月8日、再生可能エネルギーの積極導入をはじめとした地球温暖化対策を進め、2050年にCO2実質排出量ゼロを目指す「ゼロカーボンシティみうら」を宣言した。

 三浦市では、1997年から同市三崎町にある宮川公園に風力発電設備を設置し風力の活用を開始した。また、2010年度から宮川公園に近接した三浦バイオマスセンターにおいて廃棄物をメタン発酵して得たバイオガスの活用を始めるなど、これまでも再エネ導入に取り組んできた。

 宮川公園内の風力発電設備は、老朽化に伴い2019年3月に撤去された。今回、同公園のランドマークとして新たな風力発電設備を再設置したのを契機に、今後も再エネ導入を促進していくことを意思表示するために、ゼロカーボンシティみうらを宣言した。CO2実質排出量ゼロを宣言した自治体は全国で91番目。具体的な施策は今後検討していく。

 再設置した風力発電設備は、駒井ハルテックが設置から運営・保守までの一貫して手掛ける。出力300kWの風力発電設備を2基設置し、発電した電力は街灯などの公園内設備で使用するほか、余剰分は売電する。4月に設置を完了し、現在は試運転中。本格稼働は7月の予定。

 駒井ハルテックの風力発電設備は、離島や山間部などへの導入を想定した製品で、乱流・強風・落雷に強く大型トレーラー不要で設置できるのが特徴。1基あたり約100世帯程度の電気を賄える。これまでに国内4カ所、海外5カ所での導入実績がある。