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青木環境、廃棄物発電の余剰で水素製造、フォークリフト燃料に

2020/05/28 12:24
工藤宗介=技術ライター
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廃棄物発電施設
(出所:青木環境事業)
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電力供給フロー
(出所:青木環境事業)
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 産業廃棄物の処理を手掛ける青木環境事業(新潟市)は、本社敷地内に新潟県初の産業廃棄物発電施設を新設し、5月20日から本格稼働を開始した。発電した電力は構内電力として自家消費するほか、余剰電力で水素を製造し構内用燃料電池フォークリフトの燃料に活用する。

 発電施設は、ロータリーキルンとストーカ方式の焼却炉と廃熱ボイラー、蒸気タービン発電機から構成される。PCB(ポリ塩化ビフェニル)、水銀、シアン化合物を除くほぼ全ての産業廃棄物に対応する処理能力を持つ。メーカーはタクマになる。

 処理能力は1日あたり93.6t、発電設備の出力は1050kW。予想年間発電量は約600万kWh、CO2削減量は約3500tで一般家庭約1000世帯分に相当する。停電時は自立運転可能でBCP(事業継続計画)に貢献する。燃料電池フォークリフト専用水素ステーションを併設する(2018年11月完成)。

 総事業費は30億円で、そのうち廃棄物発電施設に28億円、水素ステーションに2億円となっている。環境省の「平成29年度二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(低炭素型廃棄物処理支援事業)」の採択を受けて導入した。

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