業務改善クラウドを太陽光O&Mに活用、AMにも拡張

2020/05/28 12:56
工藤宗介=技術ライター
「kintone」を活用したオランジュのO&M 業務管理システムの画面(例)
(出所:オランジュ/ジョイゾー)
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 太陽光発電のO&M(運営・保守)サービスを展開するオランジュ(横浜市)と、業務改善開発の専門企業であるジョイゾー(東京都江東区)は5月26日、サイボウズの業務改善クラウドツール「kintone(キントーン)」を活用した太陽光発電向けのO&M業務管理システム構築で協業すると発表した。

 長期間、安定的な稼働を求められる太陽光発電事業では、長期にわたる細やかなO&M管理が必須となる。O&M事業者、EPC(設計・調達・施工)事業者、発電事業者といった太陽光事業者の多くはExcelなどによる管理に依存しているが、遠隔監視・障害対応・定期点検・改修工事などのO&Mの取り組みを、今後の予定から過去の履歴まで、すべてをExcelなどで管理するには限界があったという。

 今回の協業では、O&M業務管理にkintoneを活用するオランジュと、kintoneに特化した業務改善開発を手掛けるジョイゾーが、それぞれの保有するO&Mに関する知見とkintone業務活用ノウハウを持ち寄ることで、O&M業務管理システムを進化させるとともに、太陽光事業者に対してその知見を提供するとしている。

 O&M業務管理システムの範囲を、技術的な設備管理であるO&Mから、それ以外の経営管理を含むアセットマネジメント(AM)へと拡張する。O&M事業者やEPC事業者だけでなく、発電所オーナーである発電事業者も対象にkintoneの導入を支援するという。

 今回の取り組みにより、太陽光発電とITを組み合わせた分野を強化する。なお、取り組みの一部に対して、太陽光発電O&Mサービスを提供するアドラーソーラーワークス(横浜市)がアドバイザーとして関与する。