国内最大・バイオマス発電、海外からパームヤシ殻

2020/05/29 18:30
工藤宗介=技術ライター
室蘭バイオマス発電所
(出所:JXTGエネルギー)
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 JXTGエネルギーが出資するENEOSバイオマスパワー室蘭(北海道室蘭市)は、室蘭市に出力74.9MWの木質バイオマス発電所「室蘭バイオマス発電所」を建設し、5月24日から商業運転を開始した。木質バイオマス専焼発電所としては国内最大規模という。

 発電設備には循環流動層ボイラーおよび再熱式復水タービンを採用し、燃料にはインドネシアやマレーシアなどの東南アジア諸国から輸入したパーム椰子殻(PKS)を使用する。発電した電力は、固定価格買取制度(FIT)に基づき売電する。買取単価は24円/kWh。

 住友重機械工業製のボイラーを採用し、施工は日揮が担当した。事業主体のENEOSバイオマスパワー室蘭は、JXTGエネルギーと日揮が2016年10月に設立した合同会社で、出資比率はJXTGエネルギーが90%、日揮が10%。

 また、室蘭市から要請を受け、同日から同発電所を夜間(日没から24時まで)にライトアップを行う。地域社会の発展・活性化に協力していく。

 JXTGエネルギーは、全国で再生可能エネルギー事業を展開しており、18カ所・合計出力約46MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)、2カ所・合計出力4MWの風力発電所を運営する。木質バイオマス発電所は、同案件が初めてとなる。