九電みらい、筑前町で木質バイオマス発電、国内未利用材を専焼

2020/06/03 22:56
工藤宗介=技術ライター
ふくおか木質バイオマス発電所
(出所:九電みらいエナジー)
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 九電みらいエナジー(福岡市)は、福岡県筑前町に木質バイオマス発電所「ふくおか木質バイオマス発電所」を建設し、5月20日に営業運転を開始した。福岡県内で初めての国内材を専焼する木質バイオマス発電所となる。

 出力は5.7MWで、年間発電量は一般家庭約1.3万世帯分に相当する約4000万kWhを見込んでいる。年間CO2削減量は約1.4万tの見込み。主機(ボイラー、タービン、発電機)は東京産業、主機エリアの土木工事、受変電設備、雑工事は西日本プラント工業が担当した。

 林業関係者などで組織する「ふくおか木質バイオマス木材安定供給協議会」が間伐材などの未利用木材を供給する。中山ホールディングス90%、九電みらいエナジー10%の共同出資会社であるグリーンパークN&Mが発電所に併設された木質チップ製造工場で燃料を生産する。

 九電みらいエナジーにとって4件目の木質バイオマス発電所で、自社開発としては最初の案件となる。同社は現在、32地点848MWの再生可能エネルギー発電事業を展開しており、創立10年目にあたる2023年までに850MWの再エネ導入を目標に掲げている。