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長大と自然電力、フィリピンで33MWの風力事業

2020/06/05 20:49
工藤宗介=技術ライター
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現地における風況観測機器設置の様子
(出所:自然電力)
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 長大、自然電力(福岡市)らが参画する国際コンソーシアム、Caraga Wind Project Consortiumは、フィリピンのミンダナオ島に出力33MWの風力発電所の開発を進めている。5月11日、環境省の公募事業「2019年度(平成31年度)から2021年度二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(二国間クレジット制度資金支援事業のうち設備補助事業)」に採択されたと発表した。

 同プロジェクトは、ミンダナオ島カラガ地域に4.2MW級の風車を8基設置するもの。年間発電量は約77GWhを見込み、年間CO2排出削減量は3万5350tとなる。発電した電気は地域電力を所管する北アグサン州電力組合に売電する予定で、地域リソース由来のベースロード電源として地域の経済発展に寄与することが期待される。

 経済産業省による2つの公募事業による初期フィージビリティ・スタディに加え、2年間にわたる風況観測・風況シミュレーションなどで事業性を検証した結果、立地予定地域は年平均約7.1m/sと良好な風況であることが確認された。事業計画全体では150MW規模を想定しており、第1フェーズとして33MWを開発する。今後、詳細設計および機器選定を進めていく。

 国際コンソーシアムは、長大を代表事業者として、自然電力、現地ゼネコンのエクイパルコ・コンストラクション(EPCC)、エクイパルコ・ホールディングス(EPHC)、特別目的会社(SPC)のカラガ・ウィンド・エナジー(CWEC)から構成される。CWECには、長大、自然電力、EPHC、現地の事業企画開発・投資会社ツインピーク・ハイドロ・リソーシス(THRC)が出資する。

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