ソーラーシェアリング向けO&M、営農の報告・支援も

2020/06/12 20:51
工藤宗介=技術ライター
千葉市大木戸アグリ・エナジー1号機
(出所:juwi自然電力オペレーション)
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 juwi自然電力オペレーション(jSEO、東京都文京区)は6月2日、ソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)に特化したO&M(運営・保守)サービスの一括提供を発表した。第1号案件として、千葉エコ・エネルギー(千葉市)が運営する「千葉市大木戸アグリ・エナジー1号機」(出力777.15kW)に提供する。

 jSEOと千葉エコ・エネルギーは、2018年からソーラーシェアリング事業について営農・発電の両面からサポートする「農業を応援するオーダーメイドメンテナンスサービス」を提供している。今回発表したO&Mサービスは、「オーダーメイドメンテナンスサービス」の一環になる。

 24時間365日の遠隔監視を行い、発電量が急に低下した場合はjSEOの協力会社ネットワークを通じて現場への駆けつけを行う。さらに、ソーラーシェアリング設備周辺に各種センサーを設置し、土壌水分料(%)、気温(℃)、光量子量(kWh/m2)、日照時間(h)といった、農業の経営改善に活用できるフィールド情報を取得し、現地の様子を把握する。

 また、営農者からの情報をもとに、月次で営農状況をレポーティングする。発電事業者は発電状況だけでなく、営農が着実に行われているか、についても月次報告書を通じて知ることができ、毎年の農業委員会への営農状況の報告や、3年ごとの農地の一時転用許可を申請する際の資料としても活用できる。

 メンテナンス業務では、民間ガイドラインに定められた高圧・特別高圧発電設備としてのメンテナンス作業のほか、高い位置の太陽光パネルに対してドローンを活用して上空から不具合を検知する。赤外線カメラを搭載したドローンにより、栽培中でもクラスタ断線や異常な発熱(ホットスポット)など目視点検では見つけにくい異常も検知できるという。