太陽光活用の木製クールスポット、「野外の涼感」でコロナにも対応

2020/06/12 21:27
工藤宗介=技術ライター
i-Garden Airに設置した「COOL TREE LITE」
(出所:日建設計)
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 日建設計(東京都千代田区)は6月2日、東京都千代田区飯田橋の再開発街区「i-Garden Air(アイガーデンエア)」に設置したクールスポット設備「COOL TREE LITE(クール・ツリー・ライト)」の涼感装置の試験運転を開始した。

 太陽光発電と国内の間伐材を活用した木製クールスポット装置で構成され、太陽光発電でミスト装置やペルチェ素子のクールベンチなどの涼感装置を動作させる。日建設計、銘建工業(岡山県真庭市)、光栄(大阪市)、村田製作所の4社が共同開発した。

 2018年に直径7.7mの正六角形をした「COOL TREE」を開発した。「i-Garden Air」に設置した「COOL TREE LITE」は、都会の街並みに、より適合するサイズとして、2019年に開発した約4m四方のコンパクト版になる。

 日本住宅サービス製の太陽光パネル(合計650W)と村田製作所製の蓄電池(2.3kWh)を搭載した。日陰やミスト装置、クールベンチにより真夏の体感温度を5度程度低減できるという。涼感装置の作動時間は10時~16時(標準タイマー設定)。動作時間外は、夜間のライトアップやスマートフォンの充電などに電力を利用する。

 3月2日に設置した。当初は5月から涼感装置の試験運転を開始する計画だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で遅くなった。運転期間は9月ごろまでの予定。コロナ後の都市では、風通しの良い屋外空間で快適に過ごせることの重要性がより高まると考えられるという。