ハンファ、業務ビル向け「太陽光PPAモデル」に本腰

2020/06/15 22:00
工藤宗介=技術ライター
業務ビル向けPPA事業のイメージ
(出所:ハンファQセルズ)
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やまと興業の新工場完成イメージ
(出所:ハンファQセルズ)
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 ハンファQセルズジャパン(東京都港区)は、業務ビルに設置する太陽光発電のオンサイト型PPA(電力購入契約)モデル事業に本格参入する。6月12日、自動車部品製造を手掛けるやまと興業(浜松市)とPPA契約を締結したと発表した。

 やまと興業が現在建設中の新工場に、出力241.2kWの太陽光パネルを導入する。年間発電量は243MWhの見込みで、PPA契約期間の20年間は発電した電力を工場内で全量自家消費し、使用分はハンファQセルズに電気料金として支払う仕組み。

 試算によると、新工場の消費電力の97.5%が太陽光発電の自家消費分となり、年間100万円以上の電気料金を削減できる見込み。また、非常用コンセント付きパワーコンディショナー(PCS)の設置により、BCP対策として非常時にも電力を供給できる。

 既存工場に太陽光パネルを設置しており、その遮熱効果で作業環境が改善され、従業員からも他工場への導入を要望する声があったことから、新工場でも太陽光パネルの導入を決定した。工場の操業開始に合わせ2021年1月に太陽光発電システムも稼働する予定。

 ハンファQセルズは、2019年から住宅用PPA事業を展開している。今回のやまと興業とのPPA契約は業務ビル向けの第1号案件となる。