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安川電機、直流1500Vに対応した分散型パワコン

2020/06/19 13:30
工藤宗介=技術ライター
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XGI1500 150kW
(出所:安川電機)
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 安川電機は6月15日、入力電圧・直流1500V、定格出力150kWの分散型太陽光発電用パワーコンディショナー(PCS)の国内販売を開始した。価格はオープン。

 製品名は「XGI1500 150kW」。高圧および特別高圧案件向けを想定している。2020年度に500台、2021年度に1000台の販売を目指す。

 すでに米国市場で1月に販売を開始した製品で、国内の系統連系規定「JEAC9701-2019」に適合させた。直流1500Vへの高電圧化により、損失低減とともにPCS台数や交流集電箱、配線などの周辺部材費用の低減を可能にした。

 LCDレス、電解コンデンサーレス、ヒューズレス設計を採用することで、部品数を削減し保守費用を低減したという。Wi-Fi内蔵によりスマートデバイスからのアプリ不要での通信、一括設定、簡易モニタリングが可能で、効率的に初期設定、試運転調整、運転および保守を行える。ねじ端子台の採用により、テスターなどの操作性にも優れる。

 太陽光発電システムの直流電圧の高圧化は海外が先行し、1500V向けPCSの製品化も海外勢が早かった。日本メーカーでは、東芝三菱電機産業システム(TMEIC)が2017年4月に定格出力2500kWの大容量機を1500V仕様として国内市場向けに初めて投入した。

 さらにTMEICは、2019年7月に、分散型と集中型PCSの要素を兼ね備えた「モジュラーPCS」を国内向けに投入すると公表、直流1500Vにも対応した(関連記事:TMEICの提案する「第3のパワコン」とは?)。

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