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益子町の太陽光発電所で火災、ケーブルとパネル焼損

2020/06/19 19:13
金子憲治=日経BP総合研究所 クリーンテックラボ
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消防車が出動して消火した
(出所:日経BP)
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 5月23日、栃木県益子町に稼働する低圧配電線に連系する事業用太陽光発電所で火災があり、太陽光パネル2枚などが燃えた。消防が駆けつけて消し止めた。けが人はなかった。

 現場は道に面した低圧太陽光発電所で、午前11時53分に通行人が太陽光パネルから炎と煙が上がっているのを見つけ、消防署に通報した。12時2分には、真岡消防署益子分署の消防車2台が現場に到着。消防作業による感電事故に配慮し、まず粉末消火器を噴霧し、感電の回避措置を行った後に放水によって消し止めたという。

 消火後の現場検証によると、太陽光パネルの裏側にある、パネルと接続箱をつなぐケーブルとそれをつなぐコネクター付近から発火し、その上側にあるパネル2枚に燃え移って、焼損したと推定された。

 真岡消防署では、6月上旬にメーカーなどからもヒアリングして事故報告書をまとめた。それによると、当初の推定通り、ケーブルとコネクターの何らかの不具合により発火し、その火が太陽光パネルまで燃え移った可能性が大きいとの分析だった。ただ、ケーブルの焼損がひどく広範なため、具体的にどの部分から何カ所発火したかなど、詳細な出火点や発火した原因まで特定できなかったという。

 益子町や真岡市など、真岡消防署の管内には、特別高圧送電線や高圧・低圧配電線に連系する事業用太陽光発電所が多く稼働している。太陽光発電設備の火災により消防車が出動したケースは今回が初めてという。

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