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JE Windが国内向け風車、陸上用2MWと洋上用5MW

2020/06/26 13:52
工藤宗介=技術ライター
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JE87-2000
(出所:JE Wind)
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JE151-5000
(出所:JE Wind)
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 風力発電設備を手掛けるJE Wind(東京都千代田区)は6月23日、国内向け風力発電設備を製品化し、定格出力2MWの陸上用「JE87-2000」の型式認証、および定格出力5MWの洋上用「JE151-5000」の設計認証を取得したと発表した。いずれも海外で設置実績のある風車を日本仕様に改修した。

 JE87-2000は、直径87mのローターを搭載。国内輸送を考慮したサイズで、トロピカルサイクロンに対応した設計を採用した。価格面でも優位性を打ち出しており、現在、複数の商談が進んでいるという。早ければ2021年にも国内1号機の運転を開始する予定。

 JE151-5000は、日本の風速などを考慮し、あえて定格出力を5MWとすることで価格を抑えながらも、5MWとしてはブレードを長く設計した。同機を採用する洋上風力案件が東海地方で計画が進んでおり、現在は環境アセスメントの手続きに入っている。

 海外における導入実績は、2MW機は米国など4カ国で4670台9327MWが稼働し、うち411台822MWが今回認証を取得した87mブレード機となる。5MWの洋上機は1カ国3カ所で合計83台415MWが導入された。これらの実績以外にも、海外メーカー複数社にライセンスされているという。

 洋上風力発電の国内市場は15兆円とも言われ最も注目される市場のひとつとなっている。その一方、国内の風力発電設備メーカーが撤退し、新規案件は欧米メーカーが独占している状態という。同社は日本企業として市場を活性化させ、将来的には国内工場を建設して「MADE IN JAPAN」風車として国内だけでなく東南アジアやアフリカなどへの進出を目指す。

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