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米ドローンベンチャー、風力・太陽光の点検で750万ドル調達

2020/06/30 20:14
加藤 伸一=日経BP 総合研究所 クリーンテックラボ
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風車付近の飛行時の様子
(出所:DroneBase)
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 米国のドローン(無人小型飛行体)関連のスタートアップ企業であるDroneBaseは6月17日、欧州における太陽光・風力発電所向けの点検サービスに関して、750万米ドルの資金を調達したと発表した。

 ドローンを使った太陽光発電所の点検は、日本の取り組みが進んでいる状況にある。一方、風力発電所の点検については、欧州や米国の方が進んでいる。こうした状況の中、欧米でも太陽光発電所の点検への応用が広まれば、先行する日本企業にとってビジネスチャンスとなる。

 750万米ドルは、DroneBaseによるSeries Cの投資ラウンドで調達した額となる。同社がドイツに置くDroneBase Europeの活動に投じる。

 今回、新たな投資家による資金が320万米ドルに達した。ニューヨークに拠点を置く著名なベンチャーキャピタルであるUnion Square Venturesに参画しているValor Equity PartnersとRazi Ventures、中国のドローンメーカーであるDJIのほか、Hearst Ventures、Pritzker Group Venture Capitalが、新たな投資家としている。

 こうした投資家は、DroneBaseによる再エネ発電所向けのドローンを使った点検サービスが、世界全体で有力な事業に育つことを期待している。

 同社によると、風車の点検では、自動で垂直方向に飛行するシステム、長期の運用に寄与する分析などに強みを持つ。風車の損傷度合いを評価することなど、膨大なデータから自動で分析できるという。

 太陽光発電向けについては、赤外線カメラを使うとし、研修施設を設けているという。

 今回の発表では、ドイツのパワーコンディショナー(PCS)メーカーであるSMAソーラーテクノロジー米国法人のO&M(運用・保守)担当役員がコメントしており、同社がO&Mを担当している太陽光発電所で活用されているようだ。

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