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蓄電池を活用した「再エネ自己託送」を実証、京セラ

2020/07/02 19:08
工藤宗介=技術ライター
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野洲上屋発電所
(出所:京セラ)
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野洲上屋発電所の定置型リチウムイオン蓄電池
(出所:京セラ)
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 京セラは7月1日、滋賀県野洲市において、再生可能エネルギー電力を自己託送する実証実験を開始した。定置型リチウムイオン蓄電池を活用することで、発電インバランスを吸収して再エネ電源を安定化し、送配電網への負担を軽減する。

 出力約150kWの京セラ製太陽光パネルに容量1.58MWhの中国BYD製定置型リチウムイオン電池を併設した太陽光発電所「野洲上屋(やすかみや)発電所」を市有地約2000m2に建設した。発電した電力を、関西電力の送配電網を通じて約2km離れた京セラ滋賀野洲工場に供給する。送電容量は最大500kW。

 京セラの東京事務所に需給管理センターを新設し、工場側の需要インバランスを低減する高精度な需給オペレーションを行う。今後、発電所から得られる情報をデジタルコンテンツ化し、さまざまなサービスへの活用も検討する。

 同実証を通じて、今後ニーズの拡大が予測される自己託送の事業モデルを確立する。また、安定的かつ適切なエネルギー需給構造の構築に寄与し、地域と連携したレジリエントで持続可能なスマートシティ、マイクログリッドの構築に取り組んでいく。

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