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「銚子沖」も洋上風力”激戦区“に、中部電も名乗り

2020/07/03 14:44
工藤宗介=技術ライター
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実施想定区域
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 中部電力が、千葉県銚子市沖と山形県遊佐町沖の一般海域において、洋上風力発電所を計画していることが明らかになった。銚子市沖については6月26日、遊佐町沖については6月30日に環境影響評価(環境アセスメント)を開始したと発表した。

 銚子市沖の洋上風力プロジェクトは、三菱商事パワー(東京都千代田区)との共同事業で、単機出力8MW~12MWの風力発電設備を最大37基設置し、総出力は最大350MWになる見込み。計画段階環境配慮書の縦覧期間は6月29日~7月28日。

 同海域は「海洋再生可能エネルギー発電設備の整備に係る海域の利用の促進に関する法律(再エネ海域利用法)」に基づく「有望区域」に指定されており、すでに東京電力ホールディングスとオリックスがそれぞれ事業性調査を実施している。

 遊佐町沖の洋上風力プロジェクトは、単機出力9.5MW~12MWの風力発電設備を最大47基設置し、総出力は最大450MWになる見込み。計画段階環境配慮書の縦覧期間は7月1日~7月31日。

 中部電力が参画する洋上風力発電事業は、今回の2区域を含めて6区域になる。港湾区域では、丸紅など13社共同プロジェクトに参画している。秋田県秋田港に約55MW、同県能代港に約84MWの洋上風力発電プロジェクトで、2022年に運転を開始する予定。

 一般海域では、福井県あわら市沖(総出力最大200MW)、秋田県能代市・三種町・男鹿市沖(総出力最大480MW)、秋田県由利本荘市沖(総出力最大840MW)において、環境影響評価を実施している。

 秋田県の能代市・三種町・男鹿市沖と由利本荘市沖は、再エネ海域利用法に基づく有望区域に指定されている。両海域でも洋上風力事業への参入を表明する企業が相次いでいる(関連記事:秋田県沖、洋上風力「有望区域」に参入相次ぐ、入札控え競争激化)。

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