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カナディアン、ブラジルで274MW分のコーポレートPPA

両面発電パネル設置のメガソーラー2カ所から供給

2020/07/07 20:50
加藤 伸一=日経BP 総合研究所 クリーンテックラボ
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 太陽光パネル大手のカナディアン・ソーラーは、ブラジルにおける2件・合計出力274MWの太陽光発電プロジェクトに関して、コーポレートPPA(電力購入契約)を締結したと発表した。

 まず、石油化学を手掛けるBraskemと、20年間のPPAを締結した。Braskemは中南米で最大規模の石油化学メーカーである。

 カナディアン・ソーラーにとって、ブラジル企業の需要家と直接、PPAを締結した初めての例としている。

 Braskemに供給する太陽光発電電力は、ブラジルの南東部に位置するミナスジェライス州で開発中の出力152MWの太陽光発電プロジェクトを活用する。2021年に着工し、2022年末までに商業運転を開始する予定である。

 もう1つのPPAは、ブラジルの電力会社であるCOPEL Energiaと締結した。同社はブラジル南部のパラナ州のクリチバに本社を置く。こちらは15年間のPPAとなっている。

 COPEL Energiaへの太陽光発電電力の供給には、ブラジル北東部のペルナンブコ州で開発中の太陽光発電プロジェクトを活用する。このプロジェクトの第2フェーズとなる出力122MWの発電所を2021年に建設し、その発電電力を供給する。

 2つの太陽光発電プロジェクトともに、自社製の両面発電タイプの太陽光パネル「BiHiKu」を採用している。

 稼働後の年間発電量は、合計で一般家庭約25万世帯の消費電力に相当する、約610GWhを見込んでいる。

 カナディアン・ソーラーはこれまで、ブラジルにおいて合計出力1.9GW以上のPPAを締結してきたとしている。中南米地域全体では合計出力2.6GW以上の太陽光発電プロジェクトを獲得またはPPAを契約済みとしている。

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