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エンバイオHD、トルコでバイオマス発電、ガス化で5.6MW

2020/07/15 19:48
工藤宗介=技術ライター
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バイオマスガス化発電設備のイメージ
(出所:エンバイオ・ホールディングス)
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 土壌汚染対策などを手掛けるエンバイオ・ホールディングスは7月6日、トルコ中西部で鶏糞やイネ科の植物であるヨシを燃料としたバイオマス発電設備の建設工事に着手したと発表した。合計出力は5.6MWで2021年1月に稼働開始する予定。

 木くずや廃棄物などから可燃性ガスを生成し、エンジン燃料として発電するガス化発電設備を採用する。小規模でも発電効率が高く、少ないバイオマス量で発電できるのが特徴。アジア・中東地域では、鶏糞や竹、もみ殻などが廃棄物として処理または放置されていることから、これらを燃料とすることで安定した電力供給、廃棄物の有効活用、地域雇用の創出を実現する。

 同事業では、ギョイヌク(Goynuk)地域に鶏糞を燃料とした出力1.6MWの発電所を、ボルワディン(Bolvadin)地域にヨシを燃料とした出力4MWの発電所を建設する計画。発電した電気は米ドルによる10年間の固定価格で売電する。

 事業主体は、マレーシアのエンジニアリング会社Renewables Plusとの合弁会社であるCarbon & Volts(C&V)。C&Vは、2015年に設立されたバイオマス発電の事業会社で、今回のトルコにおける案件が初めての事業となる。

 エンバイオ・ホールディングスの再生可能エネルギー事業は、太陽光発電で国内36カ所・出力36MWの供給実績がある。海外では、ヨルダンで7月から出力0.7MWの太陽光発電設備を用いた水資源開発事業を開始した。バイオマスガス化発電は、今回のトルコが初めてとなる。

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